もうちょっとで犯罪の手伝いをしてしまうとこだった(かも)

今日の帰りの電車での出来事。
今日は何本か並行して仕事をこなすなど忙しい一日で疲れていたので、ぼへぇ~としながら扉の脇に立って音楽を聴いていた。電車に乗る前には必ず飲む薬のせいもあって、いつも以上にぼんやりしていたと思う。駅で停車して扉が開いた時、「お姉さん、上の棚の荷物を取ってくれない?」という声が聞こえ、ふと顔を上げると扉の外に立っている小さいおばちゃんと目が合った。吊革につかまるのも大変だろうなと思われるような小さい人だった。頭上の網棚に目を向けると、そこには物がいっぱい詰まってる感じの、割と大きめの紙袋が。私もそれほど長身ではないし、思いの外、袋が重かったこともあってちょっと手こずってしまい、もう少しで扉が閉まってしまうかもというタイミングで、ようやく袋を下ろしてホームにいるおばちゃんに渡そうとした時、「それ私のです!!」という声が!!!! 驚いて紙袋を引っ込めると、おばちゃんは「あらあら間違っちゃった、ごめんなさいねぇ」と言って立ち去って行くと同時に扉が閉まった。
間一髪で荷物は助かってホッとしつつ、自分の行為をお詫びして、その後「何だったんでしょうねー」「自分の持ってる紙袋と勘違い(おばちゃんは既に1つ似たような紙袋を手にしていた)したのかしら」「でも、なんだかわざとみたいでしたね……」などと少しだけ雑談したけど、その間中ずっと自分のボンヤリ具合に自己嫌悪。
「勘違いしたのかしら」は私が言った言葉だけど、先にホームに降りてたり、本当の持ち主が声を上げた後の言葉の調子から、どうもそういう商売(?)を普段からしている人みたいな印象を受けた。全く油断ならない世の中だ。