要領が悪い頭

私の頭は要領が悪い。学生の頃から、何かを覚えるには、その周囲の事情まで知って納得しなければダメだった。例えば数学の公式なんか、ただ公式を覚えてしまえば良いだけなのに、その公式に至るまでの過程まで理解できないと覚えられなかった。当然、授業でそこまで細かく丁寧に教える時間は無いので、自分で予習復習する必要がある。でも家でほとんど勉強しないので、結局なかなか覚えられず、そういうテストはボロボロ。語呂合わせで覚えるような、社会科にありがちな問題も超苦手で、常に赤点すれすれの超低空飛行であった。とにかく理由や事情が知りたい。
なので、他人に何かを教える時も、ついつい理由から入ってしまう。アプリケーションの操作方法などに関する質問でもそう。何かの操作をする場合のコマンドがあるメニューの場所や、何かの操作をしたい時、何か不都合が起こってしまう時などなど、何事にも理由があるわけで、それを教えれば次からはそれを手掛かりに考えれば思い出すにも応用するにも役立つかなと。でも、そうじゃないんだよね。自分のような不器用な人ばかりじゃないし、まどろっこしいのが嫌いな人も多い。とにかく結果。
なので、同じことを何度も何度も聞く人が多いこと。それに同じことじゃなくても、ちょっと考えれば分かるようなことまで、とりあえず聞いちゃえば早いからーと思ってるのかどうか定かではないけど……。脳味噌使わないと勿体ないよ!