事故

yu8x02006-01-02


新年早々である。事故と言ってもこちらの車には誰も乗っていなかった状態で、ちょっと当てられただけである。当ててしまった車の運転手さんは、年金貰ってる年齢の男性であった。こちらの車は、先に駐車中だったその車の後方に駐車したのだが、用事を済ませて帰ろうとしたその男性は、後方に停まっていたうちの車に全く気づかずにバックしてぶつけてしまったそうだ。助手席には奥さんも乗っていたのに、二人とも気づかなかったなんて……。確かに日も落ちて暗かったけれど、事務所前だったので灯りはあったのだが。
私達が用事を済ませて外に出ると、その男性が待っていて車をぶつけてしまった状況を説明された。それが夫婦揃ってものすごい勢いでマシンガンのような言い訳を繰り出すもんだから、人が良く小心な夫はなかなか口を挟めない様子。あちらの言い分は、「超低速でバックして、ほんのちょっとだけこつんと当たってしまいナンバープレートに付けていたカバーが割れてしまったけど、本当にちょっとだったので自分たちが確認したところそれ以外何ともないので、できればナンバープレートのカバーの実費をこの場で弁償する形で済ませたい」というもの。パッと見は確かにカバーが割れているだけだったけど、よく見てみるとバンパーが変形していたのでそれを指摘したら、「どこが変形しているんだ?」「うちのバンパーはずっと下の方にあるので当たるわけがない(←カバーが割れるんならバンパーにも当たるだろう……)」とまくし立てられてしまった(しかも夫も変形しているのかどうか分からない様子、おいおい……)。でもどう見ても変形してるので相手の保険屋に連絡をとってもらい、警察へ。その男性、電話をかけに行く時、「人の車の後ろに駐車する方が悪い、暗い時に後ろに止める時はライトを付けないと駄目なんだ(道交法で決まってるってさ)」「警察に行ったらそっちの方が恥をかく(道交法を守ってないから?)」「こんなことで無駄な時間を使ったら、回り回って自分たちに返ってくるんだ(脅し?)」などと逆ギレして散々な言葉を繰り出してた。よっぽど舞いあがってたんだろうなぁ。交番に入るなり警察官の方にもその調子で自分の主張を捲し立て始めたわけだけど、「要するに全く後方を確認しないでバックしたんでしょ」の言葉でパタッと無口になってしまった。
それにしても、必死な時の人間の言い訳ってすごいなぁーと変に感心してしまった次第。自分もきっとそんな感じで言い訳を繰り出してる時があるんだろうなぁ、気を付けよう。