ミュシャ展

もう10年以上前にアール・ヌーヴォー展を見に行って以来、さらに好きになったアルフォンス・ミュシャ。100点程の日本初公開の作品が展示されるということで、ずっと楽しみにしていたミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展を見に、東京都美術館へ行ってきました。
開催期間の中頃に行けば少しは空いているかなーなんて思ったのですが、予想以上に混んでいてがっかり。あんまりゆっくり見ることができなくて残念だったけど、240点もの作品はかなりのボリュームで、お馴染みのリトグラフだけでなく様々な分野の作品が展示されていて見応え十分でした。多数展示されていた習作や下絵、モデルや家族などを撮影した写真がとても興味深かったです。それと印象に残ったのがパステル画。リトグラフとは全く雰囲気が違って、ちょっと不気味で暗い感じの作品が多かったです。
今回の展覧会で特に印象に残っている作品は、マルシュカの肖像(Portrait of Maruska)、ベルト・ド・ラランドの肖像(Portrait of Berthe de Lalande)、ボヘミアの唄(Song of Bohemia)。特にマルシュカ(奥さん)の肖像はとても暖かく優しい雰囲気が漂っていて、見ているとほのぼの~。あ、あとステンド・グラスですよ。プラハ聖ヴィード大聖堂のステンド・グラスを是非実際に見てみたいと思います。